一枚の和紙には、その土地の記憶を閉じ込めることができます。
山が育てた木。
大地から生まれた石。
田畑を渡る風に揺れる草。
自然素材には、それぞれが育まれた土地の風景が刻まれています。
Wall ScapeのNATUREは、その風景を和紙へと漉き込むコレクションです。
IGUSA|風が育てた風景
熊本県八代市。
日本最大の井草の産地であり、日本の畳文化を支えてきた土地です。
私たちは、たからクラフトの清田一生さんの畑と工房を訪ねました。
畳表になる井草は、長さや品質によって選別されます。
しかし、長さが少し足りないだけで、品質に問題がなくても畳になることはありません。
その一本一本にも、この土地で育った時間があります。
私たちは、その井草を細かく裁断し、越前和紙へ漉き込みました。
紙の中に現れる繊維の表情。
やわらかな緑の気配。
自然がつくった素材だからこそ生まれる、一枚ごとに異なる景色。
それは印刷ではつくれない、本物の素材だけが持つ美しさです。







