STORY OF NATURE - WALL SCAPE

土地を、漉き込む。

一枚の和紙には、その土地の記憶を閉じ込めることができます。

山が育てた木。
大地から生まれた石。
田畑を渡る風に揺れる草。

自然素材には、それぞれが育まれた土地の風景が刻まれています。
Wall ScapeのNATUREは、その風景を和紙へと漉き込むコレクションです。

IGUSA|風が育てた風景

熊本県八代市。
日本最大の井草の産地であり、日本の畳文化を支えてきた土地です。
私たちは、たからクラフトの清田一生さんの畑と工房を訪ねました。
畳表になる井草は、長さや品質によって選別されます。
しかし、長さが少し足りないだけで、品質に問題がなくても畳になることはありません。
その一本一本にも、この土地で育った時間があります。
私たちは、その井草を細かく裁断し、越前和紙へ漉き込みました。
紙の中に現れる繊維の表情。
やわらかな緑の気配。
自然がつくった素材だからこそ生まれる、一枚ごとに異なる景色。
それは印刷ではつくれない、本物の素材だけが持つ美しさです。

SHAKUDANI STONE|大地が刻んだ風景

福井の山々から切り出されてきた笏谷石(しゃくだにいし)。
やわらかく加工しやすい性質から、かつては福井城の石垣や寺社仏閣、石碑などにも使われ、この土地の風景をつくってきた石です。
独特の青みを帯びた色合いは、時を重ねるごとに深みを増し、自然が生み出した美しい表情を見せてくれます。
現在では採掘される量も限られ、加工の過程で生まれる石粉や小さな欠片は、多くが活用されることなく残されています。

Wall Scapeでは、その石の粒子を越前和紙へと漉き込みました。

紙のやわらかさの中に宿る、石ならではの重厚な質感。

光を受けるたびに現れる繊細な陰影は、まるで福井の大地を切り取ったような風景をつくり出します。

石を飾るのではなく、土地の記憶を壁に映す。

それもまた、LAYERS OF LANDが目指す風景のひとつです。

SPEC & VARIATIONS

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