壁に映る光は、時間とともに表情を変えます。
朝のやわらかな光。
夕暮れの長い影。
照明がつくる静かな陰影。
MOMIは、その光を美しく受け止めるために生まれた壁紙です。
福井県・越前和紙の産地に工房を構える清水紙工。
手漉き和紙や機械漉き和紙に、撥水、防水、防炎加工、金銀蒸着、エンボスなど、多彩な加工技術を施し、和紙の可能性を広げ続けてきました。
その数ある技術の中でも、長年受け継がれてきた代表的な仕事が「手揉みしわ加工」です。
一枚一枚、人の手で紙を揉み込む。
均一なシワではなく、力加減や紙の状態によって生まれるわずかな違いが、光を受けたときに豊かな陰影となり、紙に奥行きを与えます。
機械では決して再現できない、人の手だけが生み出せる表情です。
Wall Scapeでは、この伝統技術を壁紙へと発展させました。
和紙だからできる柔らかな質感。
揉み紙だから生まれる豊かな陰影。
空間の主張ではなく、静かに寄り添う存在として、
壁そのものが時間とともに表情を変えていきます。
MOMIは、紙を加工する技術ではありません。
光をデザインする、日本の手仕事です。



